お骨になって帰って来たよ

1月4日、12時に慈恵院で立ち合い火葬の予約をしていて11時45分頃に到着しました。
3日の午前中に預けて、ちょっと離ればなれだったけどコジに会える。
コジの人参、ブロッコリー、ころころを入れて、白い菊の花を家から持って。

火葬の前に会わせて欲しいとお願いしたのに、火葬場でしか会えないと受付で言われて夫が泣いてしまいました。

でも、仕方ない・・。
待合室で待っていて、5分程度でお坊さんに呼ばれました。
11時50分頃、お坊さんに連れられて火葬場に行きました。
コジの白い箱が置いてあって。最後のお別れ。とても短い時間。
でも死んだ直後よりもずっと綺麗なお顔して。安らかな。
片目はつぶっていて、片目は開いて。
あまりに綺麗で写真に撮りたかったけど、撮影禁止と言われて、あとはバタバタとコジの人参とブロッコリーを新しいものに交換させてもらって、お花を入れて。
コジが大好きだった青い枕と毛布は一緒に入れられないかなと思っていたのに、それも大丈夫と言われて、それも一緒に。コジ、よかったねって言いながら。
最後にひとなでして。
「もう大丈夫ですか」と言われて返事できず、またひとなでして。

箱を閉じるときに取り乱していっぱい泣いてしまった。
そして3つ並んだ焼き場の一番奥の火葬場にコジの入った白い箱が入って、扉が閉じた。
もうコジなでられない。本当に辛かった。
お坊さんがお経読んでくれている間にお焼香をした。
本当に短い時間。

あとは待合室でお待ちくださいと言われ、振り返りながら待合室まで歩く。
ガスで焼くからなのか、煙はのぼっていない。

待合室でお茶を飲みながら待っていて、30分くらいたって「終りましたのでお骨を拾ってあげてください」と係の人に呼ばれて、今度は自分たちだけで火葬場に戻ると係の人がいて、骨の説明をしてくれた。

あまりに細くて小さくて、あまりに骨が少なくてビックリ。こんなに小さい体でコジ、頑張ってたんだね。でも係の人が「ウサギさんはこれくらいですよ。大きなネザーランドドワーフだともう少しだけありますけど」と言って。後ろ足を夫と2人で拾って、あとは後ろ足から少しずつ白い壷に入れて、骨盤くらいまでは1人ずつ1つづつ箸で入れていって、途中の細かい骨は係の人が入れてくれて。歯や頭、のど仏。
最後に頭を正面にして入れて、蓋を閉じ、正面に名前を書いたシールを貼って、紙の位牌をもらって、抱えて出てきました。
あっけなかったな・・。小さかったな・・・。

そしてまた待合室で待つように言われたので待とうとしたらすぐにお坊さんに呼ばれて正面入口にある祭壇でお経をあげてもらい、お焼香を。
始まる前に、お坊さんに「私がお経読んだらお焼香してください。合掌したら一緒に合掌してください」と言われたので「はい」って言ったのに、すっかりぶっ飛んでしまい、夫が私をみているときに「何でみてるんだろ?」と思ってしまった。また合掌してるときに「あれ?このタイミングで合掌なんだ」と。言われたことを全部忘れてしまっていたみたい・・。
夫に続いてお焼香して合掌もしました。
でもこれも本当に短い時間。特に法話もなく。あっという間で。
後ろでお賽銭の箱にお賽銭が投げ入れられる音がひびいたりしてた。

全部終って、お坊さんにコジを返してもらって、「連れて帰られますか」と言われて「はい」と言ったら、白い風呂敷をお坊さんがくれて、それをでたところで包んで帰ってきました。

13時頃に全てが終ったのでやっぱりトータル1時間ちょっとでした。

もっと泣いてどうしようもないかとハンカチとティッシュもっていったのに出番なし。
コジの姿を見て、コジが焼き場に消えたときが一番泣いてしまったとき。
もうなでられないんだな・・と思って。
で、何度も「ごめん。コジ。ごめん。コジ。ありがとう、コジ」と言いました。

今は、家に連れて帰って来て、紙の位牌をどうしようかと夫と考えたりしています。
受付でどうしたらいいか聞いたら、うちにも簡易のやつはあるけど、皆さんいろいろですねとあまり商売っけない感じで言われたのでまずは自分たちで工夫してみようと。

これからは元気なコジの思い出と一緒にガンバってコジがいない寂しさを乗り越えようとしています。